地方政府幹部との会議に臨む中国の李克強首相＝１１日、中国江西省（新華社＝共同）
【北京共同】中国の李克強首相は１２日までに、上海市などでのコロナ流行やロシアのウクライナ侵攻を踏まえ「国内外の環境の予想を超えた変化に警戒せよ」と述べ、景気減速に注意を促した。地方政府の幹部に対し、困難に面した中小企業を減税や金融政策で支援するよう指示した。
李氏は６日の政府会議などでも減速に懸念を表明しており、あらためて強い危機感を示した。
李氏は１１日に中国江西省で開いた会議で「経済の下押し圧力がさらに増している」と指摘。地方債発行やインフラ建設などの政策を今年前半に実行し経済を下支えするよう求めた。物流とサプライチェーン（供給網）の確保も強調した。
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