衛星データを用いた地盤変動解析を提供するEdafos(東京都豊島区)は4月9日、自然災害の発生時に被災した場所を特定する技術を用い、ロシアが侵攻したウクライナのキーウ(キエフ)近郊で地表が変化した箇所を抽出した結果を公開した。
ロシア侵攻前の2月16日とキーウ近郊から撤退する前の3月24日に撮影した衛星データを用い、地表のどこが変化したかを抽出した。地表の性状が変化した箇所(建物が崩れたり崩れた建物が散乱した道路など)は水色のドットで表現した。
余計な情報が載らないよう、厳しめの閾値(しきいち)を設定、3段階で解析したという。キーウの他、イルピン、ボロジャンカ、ブチャ(ホストーメリ、ホレンカ含む)については「中くらい」の閾値で解析した拡大画像も公開した。
Edafosは人工衛星に搭載されている合成開口レーダー(SAR)による画像を活用した地盤変動解析サービスを提供している。SARデータは様々な解析手法を用いることで、水害で水浸しになった箇所や土石流に埋まった箇所、火山灰を被った箇所など、地表の性状が変化した箇所を検出できるという。
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この記事は、地図と位置情報のニュースを中心とした情報サイト「GeoNews」から転載、加筆したものです。URLはこちら。
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