セブン‐イレブンで、カップラーメンの売れ行きに大きな変化が出ている。
セブン&アイ・ホールディングスが1月12日に発表した決算資料によると、2021年11月22〜28日における販売数量(1店舗/日当たり)トップ10のうち、同社のプライベートブランド「セブンプレミアム」の商品は3つだった。具体的には、1位が「蒙古タンメン中本辛旨味噌」(税別200円、以下同)、3位が「天ぷらそば縦型」(128円)、4位が「蒙古タンメン中本チーズの直撃」(208円)という結果に。その他は、日清食品や東洋水産の商品がランクインしている。
一方、22年11月21〜27日のランキングでは、1〜8位をセブンプレミアムの商品が独占。1〜2位は蒙古タンメン中本のシリーズで、3〜7位は118円の安価な商品が占めている。9位は「日清シーフードヌードル ビッグ」(245円)、10位が「きんせい総本家 夢風 焦がし風味噌ラーメン」(198円)だった。
蒙古タンメン中本辛旨味噌は、激辛ラーメンの有名店である「蒙古タンメン中本」の「辛旨味噌タンメン」を再現した商品。広報担当者によると、長らく「一番の売れ筋」ポジションを維持しているという。
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支持される背景
同社は、価格が手ごろなことや、変化するニーズに対応した品ぞろえをしてきた結果、セブンプレミアムへの支持が高まったとしている。
この傾向はカップラーメンだけではなく、セブンで販売している他のセブンプレミアムの商品にも当てはまる。例えば、セブンプレミアムの売り上げは、22年11月には前年比で108.9%にも達している。また、粗利率も、22年5月以降は前年を上回る状態が続いている。商品リニューアルを重ねる一方で、粗利率の見直しも進めてきた結果「より稼げるようになってきた」(広報担当者)という。
小売りチェーンにおけるプライベートブランドの存在感は年々高まっている。07年5月に誕生したセブンプレミアムも同様の動きをしているようだ。
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