「RainbowTaskbar」は、Windowsのタスクバーを七色に光らせるといったカスタマイズが行えるユーティリティ。「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「MIT License」(寄付歓迎)。リリースページから32bit版と64bit版を無償でダウンロードできる。
タスクバーに命令して自在にカスタマイズ
本ソフトはタスクバーにさまざまな「命令」(Instructions)を与えて、見栄えをカスタマイズツール。まずは「Rainbow」と「Chill」という2つのプリセットをみていただくと、機能を理解しやすいだろう。
利用できる命令は、以下の通り。エディター画面でこれらを複数追加していくことで、時間の経過に応じたタスクバーの外観変更を実現する仕組みとなっている。ゲーミングデバイスに合わせて派手なデザインにしてもよいし、単にWindows 11の角丸タスクバーをWindows 10で実現するといった使い方もできる。
- Border Radius:Windows 11のタスクバーのように角を丸くする
- Clear Layer:レイヤーをクリアする
- Color:タスクバーの色を変更。単色をランダムに変更したり、2色間をフェード処理したり、グラデーションをかけたりすることが可能
- Delay:指定した時間だけ何もしない
- Image:好みの画像をタスクバーへ表示
- Text:好みのテキストをタスクバーへ表示
- Transparency:タスクバーの透明度を指定
ただし、Windowsのタスクバーを透明にする「TranslucentTB」とは競合するとのことなので、利用の際はあらかじめ「TranslucentTB」を終了しておく必要がある。同時に利用することはできない。
また、現行版のエディターは少々動作が不安定なようだ。命令の追加や削除でエディターがクラッシュしてしまったり、「RainbowTaskbar」の強制終了後もエフェクトの一部が残ることがある。タスクバーにエフェクトが残る場合は、「エクスプローラー」を再起動するとよい。
GPUを活用して負荷は最小限
ここまでカスタマイズが柔軟で、表現が豊かだと、心配になるのがパフォーマンスに対するペナルティだが、「RainbowTaskbar」はレンダリングにGPUを活用する設計になっている。また、「.NET」への最適化が図られているとのことで、CPUへの負荷は最小限だ。
v2.0では他のツールとの連携が可能に
さらに最新のv2.0には、HTTP APIが搭載されている。これを有効化するとGETメソッドで設定を確認したり、POSTメソッドで設定を変更することが可能。他のツールとの連携も行えるだろう。
利用方法
動作には「.NET 6」が必要
本ソフトは実行ファイル単体で動作するため、インストールは不要。ただし、「.NET 6」ランタイムが必要となる。まだインストールされていない場合は、「.NET 6」ランタイムのインストールを促すダイアログが現れるので、[はい]ボタンを押して「.NET」のダウンロードページへアクセスしよう。
「.NET 6」ランタイムはさまざまなタイプがあるが、本ソフトを利用するには「デスクトップ アプリを実行する」タイプをインストールする。64bit環境では「X64」を、32bit環境では「X86」をダウンロードするとよい。
なお、「Microsoft Edge」で「RainbowTaskbar」のダウンロードがブロックされる場合は、下記の記事を参照してほしい。
タスクバーが七色に変化! ゴージャスにカスタマイズできる「RainbowTaskbar」v2.0 - 窓の杜
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