昨年3月、新型コロナウイルス感染による肺炎で70歳で亡くなったタレント志村けんさんの銅像が故郷の東京都東村山市の西武線東村山駅前に完成し、26日除幕式が行われた。式典には志村さんの兄・知之さん(74)、ザ・ドリフターズの高木ブー(88)、同市の渡部尚市長らが出席した。
志村さんの人気ギャグの一つ、「アイーン」のポーズ姿の銅像は羽織、はかま姿で大きさはほぼ実物大という。台座には「多くの笑いと感動をありがとう」と刻まれた。
大ヒットした「東村山音頭」をはじめ、東村山を盛り上げてきた志村さんの死去後、地元の青年会議所などを中心に実行委員会が銅像設置の資金のため、寄付を募り、クラウドファンディングには全国6600人超の志村さんのファンらから約2700万円が寄せられた。銅像はこの日、実行委から市に寄贈された。
コロナ禍でお別れ会もできない中、駆けつけた高木は「志村とともに、ドリフターズの名前が永久に残る」と銅像を前に喜んだ。知之さんも「全国の弟のファンの支援を受けて立派な銅像をお披露目することができてうれしい。自然な笑顔なのが良い」などと語った。
志村さんは死去後の昨年6月、市議会の同意を得て名誉市民に選ばれ、今年5月には市で受け付けた市民らファンの志村さんへの気持ちが渡部市長から知之さんに届けられていた。
志村さんは昨年7月に東京五輪の聖火ランナーとして市内を走る予定だった。序幕式後、渡部市長は、7月13日の聖火リレーで、知之さんが志村さんの代わりに走者を務めることを明かした。
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