福井県などに出されていた津波注意報はすべて解除されましたが、今後1日程度は多少の潮位の変化が続く可能性があり、海に入っての作業などは十分注意してください。
気象庁によりますと1日午後4時10分ごろ、石川県能登半島を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生し県内では、震度5強をあわら市、震度5弱を福井市と坂井市で観測しました。
また、日本海側の各地で津波が観測され、敦賀港では50センチを観測しました。
津波注意報はすべて解除されましたが、気象庁は今後1日程度は多少の潮位の変化が続く可能性が高いと考えられるため、海に入っての作業などは十分気をつけるよう呼びかけています。
あわら市について、気象台は、地盤が弱くなっている可能性が高いとして大雨警報と注意報を発表する基準を通常の8割に引き下げました。
「土砂災害警戒情報」についても通常の8割に引き下げられます。
県内では、あすからあさってにかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みで、気象台は、土砂災害に十分注意するよう呼びかけています。
福井県内の各地の消防や自治体によりますと、この地震の影響で、2日午後5時半の時点で、あわせて6人がけがをしているということです。
いずれもけがの程度は軽いということです。
嶺北消防組合によりますと、あわら市では90代の女性が家具の上のものが地震の揺れで落ちて肩を打つなど、あわせて3人が軽いけがをしたということです。
福井市によりますと▼市内の80代の男性が転倒して軽いけがをしました。
また▼20代の女性がJRの車内で気分が悪くなり、病院に搬送されましたが症状は軽いということです。
さらに、鯖江・丹生消防組合によりますと、越前町の90代の男性が地震の揺れで転倒し腰を打つ軽いけがをしたということです。
あわら市では、複数の地区で地盤が液状化したとみられる現象が発生し、住宅が傾くなどの被害が出ました。
1日の地震のあと、「液状化とみられる現象が起きて泥水や土砂などが、住宅や畑を覆っている」という情報が複数の地区から寄せられたということです。
このうち、湖の近くの北潟地区にある70代の男性の住宅では、周辺が地中から噴き出したとみられる泥水で覆われ、建物が傾いて、窓やドアが閉まらなくなっているのが確認できました。
男性は、「揺れが長く続いたので家の外に出てみると泥水がボコボコと湧き出していました。家に戻ると家が傾いていたのでもう住めないと思いました。お正月でせっかく孫が来たのに家が崩れてしまいそうで本当に不安です」と話していました。
市によりますと、午後3時半の時点で北潟地区と国影地区、それに細呂木地区の3つの地区の住宅3軒のほか、市が管理する公園とグラウンドの2つの施設で液状化の被害が確認されたということで、市は、り災証明を発行するなどして支援を急ぐことにしています。
市内では名泉郷地区のおよそ50戸で断水が発生しました。7戸で断水が続いていましたが、午後6時前に復旧したということです。
あわら市で震度5強 潮位変化続く可能性|NHK 福井県のニュース - nhk.or.jp
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