ヤクルト・小沢怜史投手(25)が21日、神宮外苑での秋季練習に参加。来季も先発と救援の両方を担う〝便利屋〟として活躍するべく、さらなる成長を誓った。
「(先発と救援の)こだわりはないので、与えられたポジションでしっかりとできるように準備したい。技術的には変化球の精度を上げられるようにしたい」
ヤクルト入団3年目となった今季は救援として初の開幕1軍入りを果たすと、6月からはチーム事情もあって先発に配置転換。9月下旬は再び救援としてベンチに入るなど、最後までチームを支え、計29試合(14先発)に登板し6勝4敗、防御率3・02で終えた。
今季を振り返って「6勝するとは思っていなかったので、そういうキャリアハイという数字を残せたのはよかった。真っすぐをすぐに打ち返されるシーンも少なくなったのかなと。平均の球速自体は昨季より下がっているんですけど、(真っすぐは)すごく自信を持って投げられるようになった」と手応えをにじませた。
オフは「変化球の精度向上」をテーマに掲げた。秋季練習はシーズン終了後から体を休ませるためにしばらくノースローだったが、20日からキャッチボールを再開。持ち球のスライダーやフォークボール、カットボール、チェンジアップなどを見直す考えで、特に「シーズンの最後はカットボールをいい感じで投げられていたので、そこらへんをもうちょっと精度よく投げられるようにしていきたい」と課題に挙げた。
様々な場面で活躍する横手投げ右腕に期待も大きい。石井弘寿1軍投手コーチ(46)は「すごく適応性があってチャレンジ精神もある。次の登板に向けてこういう準備をしようとか、こういう改良をしようとか常に向上心をもってやってくれる。負けん気は強いですよね」と評価。来季の起用法は未定だが「今年1年を先発と中継ぎで回ってくれたことですごく助かった。先発だけでなく、中継ぎでもしっかりと力を出せる。そこらへんはすごく成長した部分。さらに長いイニングを投げられるようになってくれれば、もっともっと勝てる投手になる」と期待した。
ヤクルト・小沢怜史、オフは「変化球の精度向上」を課題に究極の〝便利屋〟目指す - サンスポ
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