[北京 3日 ロイター] - 中国の習近平国家主席の最側近の一人、蔡奇・党政治局常務委員は3日、河北省の避暑地、北戴河で技術分野の専門家らと面会した。習近平指導部が保養施設のある当地に集まり始めたとみられる。
新華社によると、蔡氏は当地で休暇を過ごす専門家57人と会い、中国の技術的自立を確立するためにさらに努力するよう促した。
中国の最高指導部は、次期指導部の選出など国政の重要事項を話し合う非公式な「北戴河会議」を当地で開くことを慣例としてきた。引退した長老も参加することが多かったが、ある学者によると、習氏の権力基盤強化に伴い長老が意見を挟む余地が少なくなっている。
一方、中国北部は台風5号(トクスリ)の影響で洪水被害が広がっており、習主席は休暇に出発する前に当局に救助活動の強化を指示した。河北省では少なくとも10万人が避難しているが、北戴河は被害を受けていない。
北戴河会議は、秦剛前外相が解任された理由について憶測が広がる中で開かれる。秦氏は引き続き国務委員を務めているため、指導部の集まりに参加する資格はあるが、6月25日以降動静不明となっており、北戴河に姿を見せるかは定かではない。
中国指導部、北戴河会議開催か 長老の関与に変化も - ロイター (Reuters Japan)
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