9月13日(日本時間)のイベントでの発表が予想される「iPhone 15(仮)」シリーズ。これまでの例にもれず、既にネット上ではさまざまなうわさが流れており、本誌でも発表イベントやUSB Type-Cになるといううわさ、またカメラ仕様に関するうわさなどを取り上げました。今回は、これ以外の仕様について予想していきます。
デザインはiPhone 14シリーズを踏襲か
iPhone 15(仮)シリーズのデザインに関しては、今のところiPhone 14シリーズから大きく変わるという話は聞こえてきません。ラインアップも無印、Plus、Pro、Pro Maxの4モデルが有力です。なお、Pro Maxに関しては、Ultraという名称になるという話もあります。
画面サイズも各モデル、iPhone 14シリーズから変更はないようですが、Proモデルに関しては、ベゼル幅が2.2mmから1.5mmへと狭額縁化するといわれています。ケース素材に関してもチタンが採用されるようです。
これに伴い、ベゼルが湾曲したデザインになるとの情報もあります。ちょうど、Apple Watch Series 7から湾曲ベゼルになり、ベゼル幅が狭くなったの同じような感じになるようです。
iPhone 15/15 Plusもダイナミックアイランドを採用か
ディスプレイ関連では、iPhone 15/15 Plusにもダイナミックアイランド(Dynamic Island)が採用されるようです。これは、BloombergのMark Gurman氏が年始の記事で伝えていたことですが、その後もさまざまなリーカーがこの内容を追認しています。
カラーバリエーションはどうなる?
iPhoneは、標準モデルの無印/Plusは「ミッドナイト」と「スターライト」、Pro/Pro Maxでは「スペースブラック(ブラック)」「シルバー」「ゴールド」を基本として、いくつかの新色が追加されることが多くなっています。
iPhone 15(仮)シリーズに関してもカラーバリエーションに関するうわさが出てきています。まずProモデルに関しては、ゴールドが廃止され、新たに「チタングレー」「ダークブルー」が追加されると9to5Macが伝えています。チタングレーは従来のシルバーやホワイトよりも暗く、スペースブラック、グラファイトよりも明るいカラーとのことです。
iPhone 15/15 Plusの方は、「ブラック」「グリーン」「ブルー」「イエロー」「ピンク」になるとのこと。Apple関連の情報に詳しいリーカーのUnknownz21氏(@Uredditor)は、これに加えてオレンジがテストされていたとXに投稿しています。
Proモデルのみ最新チップに
iPhoneでは、長らく「最新iPhoneには新チップ」の構図が続いていましたが、iPhone 14シリーズではこれが崩れ、新チップはProモデルのみに。スタンダートモデルには従来のA15 Bionicが搭載されていました。
このProモデルのみ新チップという流れはiPhone 15(仮)シリーズでも踏襲され、iPhone 15と15 Plusは、iPhone 14 Proに搭載されていたA16 Bionicを採用すると考えられています。そして、iPhone 15 Proと15Pro Maxは新しい3nmプロセスのチップ(A17 Bionic)に移行される見込みです。
このA17 Bionicに関しても、Unknownz21氏(@Uredditor)がその仕様を投稿しており、それによると6コアCPU+6コアGPUになるとのこと。iPhone 14 Pro/14 Pro Maxが搭載するA16 Bionicは6コアCPU+5コアGPUだったので、グラフィック性能は強化されているようです。また、動作クロックもA16 Bionicの3.46GHzから3.7GHzに引き上げられるようです。
最大35Wの急速充電をサポート
9to5Macが業界関係者からの話として伝えるところによると、iPhone 15(仮)シリーズの一部は、最大35Wの急速充電をサポートするとのことです。
iPhone 14シリーズは、最大でも27W充電なので、iPhone 15(仮)シリーズではさらに充電時間を短くすることができそうです。もちろん、35W充電を行うには対応した充電器が必要ですが、Appleは35W対応の充電器を販売しているので、それが利用できます。
なお、現状では35WのサポートがiPhone 15(仮)シリーズ全てになるのか、Proモデル限定になるのかは不明とのことです。
iPhone 15 Proシリーズは値上げのうわさ
MacRumorsが入手した英バークレイズ銀行のアナリストのTim Long氏の資料によると、iPhone 15 Proの価格はiPhone 14 Proよりも最大で100ドル高くなり、iPhone 15 Pro MaxはiPhone 14 Pro Maxより100〜200ドル高くなるとのこと。標準モデルはiPhone 14シリーズから据え置きになると予想されていますが、iPhone 15 Proは最大1099ドル、iPhone 15 Pro Maxは最大1299ドルと、1000ドルの大台を超えると考えらます。
執筆時点の為替レート(1ドル=146.65円)で計算すると、iPhone 15 Proが約16万1000円、iPhone 15 Pro Maxが約19万円です。iPhone 14 Proは14万9800円、iPhone 14 Pro Maxは16万4800円だったので、かなり値上がりする印象です。そして、この価格はストレージが最低容量の場合なので、512GBや1TBを搭載するとさらに価格が上がります。
なお、iPhone 15/15 Plusは据え置きとなっていますが、2022年よりも円安が大幅に進んでおり、日本では値上げとなる可能性が高いように思います。ちなみに、iPhone 14シリーズは、1ドル=約136円で設定されていました。
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