現役ドラフトで中日から加入したDeNA笠原祥太郎投手(27)が、スクリューボールを磨いて新潟凱旋(がいせん)登板を目指す。神奈川・横須賀の球団施設「DOCK」で自主トレを公開。ブルペンでは変化球を交えて33球を力強く投げ込んだ。

新天地での飛躍へ、昨季習得したスクリューボールの改善を図る。自主トレ仲間の東から教わった高速チェンジアップ(アズチェ)がベースで、「アズチェを自分なりにちょっと変えている感じ。いい時はいいんですけど精度はまだ。しっかり低めに集められるように」と意気込んだ。

5月9日には故郷で巨人戦が組まれており「投げたい気持ちはあります。しっかり活躍している姿を新潟の人たちに見せられていないので」と移籍決定直後から意識。19年には開幕投手も務めた左腕も、ここ2年間で1勝止まり。「アズチェ」から生まれた「カサ(笠)リュー」を武器に、故郷に錦を飾る決意だ。

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