第九十八代警視総監に就任した小島裕史氏(57)が六日、記者会見し「重責に身の引き締まる思いだ。社会の変化にスピーディーに対応し、東京都民らの安全安心の確保に取り組みたい」と抱負を述べた。
近年はサイバー犯罪やニセ電話詐欺などの横行により、都道府県警の枠を超えて「一体的に対処する必要性が高まっている」と指摘。「ほかの警察から頼りにされるような体制づくりをしたい」と語った。
警察庁外事課長や警視庁警備部長を歴任し、警備公安畑が長い。来年五月に広島で開催の先進七カ国首脳会議(G7サミット)に向け、「万全の警護・警備に努めたい」と意気込んだ。
一方、大石吉彦前総監(59)も同日、離任にあたり記者会見した。先月あった安倍元首相の国葬の警備について、「警察の威信をかけて行った。国民の理解と協力を得て、やり遂げることができた」と総括した。
四万六千人の職員には「今後もさまざまな困難が待ち受けていると思う。執念を持って事件検挙や災害対応に臨んでほしい」と求めた。(池田悌一)
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