[ミラノ 18日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)が18日に公表した10月のグローバルファンドマネージャー調査(FMS)で、中央銀行が金融政策を変更するとの予想が高まっているとし、2023年に「大きな相場上昇」の可能性が高いことを示していると指摘した。
また、ポートフォリオに占めるキャッシュの比率が6.3%と2001年4月以来、21年半ぶりの高水準となり、経済見通しの心理は引き続き最も弱気に近いレベルだった。
今後1年間に短期金利が低下すると予想した投資家の割合は10月に28%となり、9月から倍増。一方、金利上昇を予想する投資家は22年早期のピーク時に92%だったのが、10月は59%へ下がった。
BofAは「FMSでは、マクロの降伏、投資家の降伏、政策の降伏の始まりが声高に聞かれた」と記し、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに転じるとの見方が広がっている来年前半の相場上昇を予想した。
現状では投資家は景気後退を予想して株式のアンダーウエートを維持。金融と信用の懸念から市場安定性のリスク指標が過去最高となっていることが背景にある。
調査は10月7日から13日にかけて371人のファンドマネージャーを対象に実施した。対象者の資産運用総額は1兆1000億ドル。
資産運用者「政策変化」予想、10月現金比率21年半ぶり高水準=調査 - ロイター (Reuters Japan)
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