フレッチャー、スタッシー出場のイタリアは、2次ラウンドで日本と対戦も
来年3月に開催される「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」。野球日本代表「侍ジャパン」のメンバーはまだ発表されていないが、ライバルになる各国はすでに陣容が固まりつつある。マイク・トラウト(エンゼルス)ら米国の豪華メンバーが注目を集めるが、イタリアやイスラエル、初出場の英国などの野球ではマイナーな国々にもメジャーリーガーが出場予定なのが今大会の特色だ。現時点で参加を発表ないし表明している主な選手を紹介する。
前回覇者の米国はトラウトとブライス・ハーパー(フィリーズ)、ムーキー・ベッツ(ドジャース)と外野陣をMVP経験者3人で固める。内野陣も今季のナ・リーグMVP最有力のポール・ゴールドシュミット(カージナルス)、トレイ・ターナー(ドジャース)らと超強力だ。一方で投手陣はまだ発表されておらず、今後に注目が集まる。また、米国と同じプールCのメキシコでは昨季最多勝のフリオ・ウリアス(ドジャース)、カナダではフレディ・フリーマン(ドジャース)ら大物選手の参加が見込まれている。
2大会連続で準優勝のプエルトリコも豪華だ。現地報道では、今季限りでの現役引退を表明しているヤディアー・モリーナ(カージナルス)が監督候補に挙がっている。ハビアー・バエズ(タイガース)、マーカス・ストローマン(メッツ)らキャラクターの濃い面々が出場予定だ。また、プエルトリコと同じプールDのドミニカ共和国もブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、フアン・ソト(パドレス)ら強力なラインナップ。ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)らを擁するベネズエラも野球大国で“死の組”になりそうだ。
東京五輪で話題を集めたイスラエルもこのプールDに入った。監督はエンゼルスやレンジャーズなどで通算1999安打を放ったイアン・キンズラー、ジョク・ピーダーソン(ジャイアンツ)、ハリソン・ベイダー(ヤンキース)ら多くのメジャーリーガーの参加報道があり、番狂わせを狙っている。
台湾で行われるプールAで注目なのはイタリアだ。ドジャースやメッツで野茂英雄とバッテリーを組んだマイク・ピアザが監督を務め、大谷翔平とエンゼルスで同僚のデビッド・フレッチャー、マックス・スタッシーらが出場する。他にもトレイ・マンシーニ(アストロズ)、ジョーダン・ロマノ(ブルージェイズ)ら大物メジャーリーガーが参加表明しており、台風の目になりかねない。勝ち上がれば2次ラウンドでは東京ドームで侍ジャパンと対戦する可能性も高く、要注目だ。
イタリアに負けじとメジャーリーガーの招集に意欲を見せているのが台湾と韓国だ。現地報道では、台湾は超有望株のコービン・キャロル(Dバックス)、スチュアート・フェアチャイルド(レッズ)に正式に代表入りを要請した。日本と同じプールBで、前回大会では1次ラウンド敗退の屈辱を味わった韓国も、トミー・エドマン(カージナルス)ら韓国系選手の招集に意欲を見せていると言われている。
WBC、主な出場選手を紹介 勢力図に変化も…欧州組にメジャーリーガーが続々 - Full-Count
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