花びらや葉の形が変化した「変化朝顔」と呼ばれる珍しい朝顔を集めた展示会が広島市で開かれています。
「変化朝顔」は遺伝子の突然変異によって花びらや葉の形などが変化したもので、江戸時代の後期から園芸植物として発展してきました。
広島市佐伯区の広島市植物公園では、展示会にあわせて担当者が変化朝顔について解説を行い、朝顔が変異を起こす仕組みや呼び名の付け方などについて説明しました。
このあと、参加者はさまざまな形に変異したおよそ２５０点の変化朝顔を鑑賞しました。
このうち、「黄斑入弱渦大黒葉桃爪覆輪丸咲牡丹（きふいりじゃっかだいこくは・ももつめふくりんまるざきぼたん）」は、牡丹の花のような豪華な花びらが特徴的です。
また、「青水晶斑入孔雀葉石化青紫切咲（あおすいしょうふいりくじゃくは・せっか・あおむらさききれざき）」は、「石化」と呼ばれる変異で茎が束になって平たくなっています。
訪れた５０代の女性は、「去年から育てていますが同じ株でも違う色の花が咲くので楽しいです。花をみると涼しい気持ちになります」と話していました。
植物公園の山本晃弘技師は、「さまざまな部分が特徴的に変異しているところを楽しんでもらいたい」と話していました。
この展示会は、８月２８日まで開かれています。
珍しい「変化朝顔」の展示会 広島市植物公園で開催｜NHK 広島のニュース - nhk.or.jp
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