地元に生息するセミの種類を調べて環境の変化について考えてもらおうと、大町市で夏休み中の子どもたちがセミの抜け殻を集める催しが開かれました。
これは、県環境保全研究所が、セミの抜け殻の種類の変化を調べることで、地球温暖化などの環境の変化について考えてもらおうと、10年ほど前から県内6か所で行っています。
新型コロナの影響で、一部を除いて去年とおととしの調査は中止になり、大町市では3年ぶりに行われました。
市内の大町公園には小学生とその保護者合わせて7人が集まり、消毒などの感染対策を行った上で研究所の職員から説明を受けると、草むらの葉の裏を観察して抜け殻を次々と集めていきました。
このあと、室内に移動すると、大きさや触覚の数を確認してセミを種類ごとに分類していきました。
これまで大町市の地域ではアブラゼミの割合が多いということですが、温暖化が進めばクマゼミなどに変わっていくことも予想されるということです。
参加した4年生の男の子は「次々に見つけるのが宝探しみたいで楽しかった。抜け殻を持ち帰ってじっくり観察したい」と話していました。
研究所では、こうした活動を今後も継続して行い、経過を調べたいとしています。
環境の変化を考える 親子でセミの抜け殻を採取 大町|NHK 長野県のニュース - nhk.or.jp
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