大西英正
(26日、高校野球埼玉大会決勝、聖望学園1―0浦和学院)
決勝で唯一の得点を生み出したのは、聖望学園の1、2番コンビだった。
三回、先頭の菅野天空(そら)(3年)は傾向を読んでいた。「3球目はインハイのまっすぐが来る」。狙い通りに132キロの直球が内角高めに来た。バットを振り抜くと、鋭い打球は中堅の左を破った。余裕を持って三塁を陥れた。
一方、次打者の大橋優人(3年)は直球をカットして粘った。「そろそろ変化球が来る」。7球目のスライダーを逆らわず右方向へ打ち返して適時打にした。
試合後、2人は口をそろえて「5点ほどの勝負になると思っていた。この勝ちは、岡部の力投のおかげ」とエースをたたえた。(大西英正)
「3球目はインハイ」「そろそろ変化球」 聖望学園1、2番の分析力 - 朝日新聞デジタル
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