「半年前まで常識と思われていたことが、その後の変化で新たな認識に変わった」ことはクルマ界には多い。今となっては半年前までのそれは「非常識」と言っていいかも。
半年前までの認識(常識)が今ガラリと変わったこと。自動車技術やカーライフに関しても数多くある! 一部一年ほど前のネタも含めて紹介しよう!
■トピック
・マツダ「コ・パイロット・コンセプト」は「自動運転の考え方」を変えた!?
・全固体電池って「夢のバッテリー」じゃなかった?
・ソニーって「自動車事業に参入しない」って言ってませんでした?
・半年前までは想定外のガソリン価格高騰。この影響でクルマ選びに変化あり!?
・水素燃料の内燃機関は難しいと思われたが…
・オンラインが加速! クルマの売り方がどんどん変わる
・東京オートサロンにアウトドアブース登場!! 「カスタムカー」の祭典に常識やぶりの出来事!?
※本稿は2022年2月のものです。
文/片岡英明、渡辺陽一郎、ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年3月26日号
■マツダ「コ・パイロット・コンセプト」は「自動運転の考え方」を変えた!?
■どんな話?…レベル3以上の自動運転の研究が進むなか、これらとは距離を置いた運転支援技術の「コ・パイロット」をマツダは昨年11月に発表。これは自動運転へのアプローチを変えた技術と言っていいのでは?
■なぜ「常識」が変わった?
マツダは「人中心の安全技術」の実用化に力を入れている。新たに発表した「マツダ・コ・パイロット・コンセプト」は、安全思想のマツダ・プロアクティブ・セーフティの考え方を一歩進めた安全技術だ。
副操縦士を意味するコ・パイロットの名称からわかるように、クルマがドライバーの運転状態を検知し、体調不良や居眠りなどにより運転を続行できないと判定した時、システムが作動して減速や路肩への退避を行ってくれる。
人を中心とした自動運転コンセプトを前面に押し出した安全技術で、最新作はコンセプト1.0からコンセプト2.0へと進化した。2025年の実用化を目指しているコンセプト2.0は、1.0にドライバーの脳機能が低下していることを検知し、判定する技術を加えている。
状況に応じて的確に判断するのは難しいが、高齢ドライバーが増えているから助けられる場面も多いはず。少し前まではレベル3の自動運転が注目されていた。が、今後はトヨタMIRAIのアドバンスド・ドライブのようにレベル2.0+αの技術を持つクルマが増えてくるのかな!?
(TEXT/片岡英明)
■全固体電池って「夢のバッテリー」じゃなかった?
■どんな話?…次世代電池と言われる全固体電池。未来にできる夢のバッテリーなのかと思っていたら、ここにきてトヨタや日産が20年代の実用化を発表した。
■なぜ「常識」が変わった?
高エネルギー密度の全固体電池は、小さくて高性能だからEVの航続距離はグッと延ばせる。充電時間だって大幅な短縮が可能だ。液漏れの心配もない。だから多くの人が期待を寄せている。
ちょっと前までは夢物語だったが、特許申請が増えていることからもわかるように、固体の電解質の材料などにメドがついたようだ。生産コストの引き下げも視野に入ってきた。5年後には実用化してほしいね。
(TEXT/片岡英明)
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半年前の常識は今の非常識!!? 変化早すぎ!!! クルマの最新技術と生活7選 - ベストカーWeb
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