北京五輪が4日開幕し、3連覇を目指すフィギュアスケート男子の羽生結弦選手=仙台市出身=の活躍を祈って、地元が盛り上がりを見せている。応援の看板やポスターがお目見えし、ファンが見いだした「聖地」に足を運ぶ人も。街に変化をもたらすほどだ。
仙台藩祖・伊達政宗の霊廟(れいびょう)「瑞鳳殿(ずいほうでん)」(仙台市青葉区)は、2014年に市の観光ポスターで羽生選手が紹介した名所だ。以来、ファンが訪れるようになり、8月の仙台七夕まつりには、羽生選手の衣装をモチーフにした吹き流しも飾られるようになった。
異変はネットを中心に巻き起こった。ファンの一人が「スケート靴そっくりの敷石がある」と投稿したためだ。
職員の門間文さん(52)が盛り上がりに気づいたのは18年ごろ。石があるのは敷地奥の瑞鳳殿そばにある細い坂道。縦横30センチほどで靴のような形をしていて、真下にあるマンホールの縁がブレードのように見える。
石畳自体は約20年前に整備されたもので、長年勤める門間さんも気づかなかったという。「何百回も通っている道なのに……。名スポットを逆にファンの方に教えてもらいました」
ただ、伊達政宗の霊屋(たまや、墓所)という場所柄、積極的なPRはできない。それでも時折、来訪者から石の場所を尋ねられるという。
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ファンが見つけた羽生結弦の「聖地」、街に変化 スケート石にゆづ桜 - 朝日新聞デジタル
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