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Friday, July 30, 2021

TBS山形純菜アナ「もう少し貪欲に」変化恐れず新境地切り開く - 素顔のアナウンサー - 芸能コラム - ニッカンスポーツ

不定期でお届けしているアナウンサー連載「素顔のアナウンサー」はTBS入社5年目山形純菜アナウンサー(27)です。4連載の最終回となる今回は、アナウンサーとして、これからやってみたいことなどを聞きました。

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若者のテレビ離れやメディアの多様化に伴い、自身の置かれた環境の変化を実感している。「私が小さい頃にテレビを見ていた状況と今は全然違います。同じ世代に家にテレビないっていう子がざらにいます。今テレビが置かれている環境が厳しいと思うので、どういう仕事の仕方がいいのかなって毎日悩みつつではあります」。

自身の変化も恐れない。「会社員だからSNSなんて」と敬遠していたが、今年2月にインスタグラムを始めた。ラジオ編成担当者からSNSがキャスティングの材料になることもあると教わったという。「放送業務以外のことも、私たちはTBSの社員でもあるので、一社員として、考えていかないといけないのかなって思います。放送業務のことはきちんとやりつつ、なんか違う分野で強みを見つけていかないとこれから生きていくのって大変なのかなって思います」と落ち着いた口調で話した。

入社5年目になるが、これまで「あさチャン!」(月~金曜午前6時)「はやドキ!」(月~金曜午前4時25分)といった朝帯の情報番組を担当することが多かった。今後については「ちょっと違う現場に行ってみたいという思いは正直あります」と明かした。 アナウンサーならではの視点で、担当する番組の時間帯によって伝え方や扱う事象の変化を解説した。昼帯に放送されている「ひるおび!」(月~金曜午前10時25分)については「1つの議題に対してとことん追求する。私はあまりプレゼントとかをやったことないので、次のステップに行くためには、苦手だけど、やらなきゃいけないことなんだろうなって思います」。

夕方に放送される「Nスタ」(月~金曜午後3時49分)については「すごくいろんなニュースが動く時間帯。そこに対する速報対応とかは、次のステップとして身につけたいなって思ったりしています」と分析した。

慣れ親しんだ朝帯からのチャレンジに怖さはないのか。「一からスタートするとなると緊張感はありますけど、慣れは怖いので、そういうことはしていかないとなって思います」と頼もしい。

経験を重ね、自分の得意なこと、不得意なことを認識するようになり、なんとなく方向性はみえてきた。「もうちょっと絞ったりせずに経験したいな(笑い)」といいつつ「(向いているのは)報道、情報寄りなのかな~って思います。ただあんまりちゃんと事件現場に行って取材とかしたこともないですし、プレゼンもしたことないですし。新境地として開拓していきたいなって思います」。

今年は、「まるっと!サタデー」(土曜午前5時30分)MC就任や、東京オリンピック(五輪)への関わりなど、大きな経験を積んでいる。どんな年にしていきたいか聞くと数秒考えた後に「年度でもいいですか? 3月までで」とおちゃめに提案した。

その上で「目の前の仕事を大切にしつつ、5年目なので、新たな道も見つけていきたいなと思います」。「道は見つかっていますか?」と問うと「まだ見えていません…」と小声でささやき、いたずらな表情をみせた。

そして「まだ見えていないのかな、どうなんでしょう。もうちょっと貪欲になろうかな。難しいですね。難しいな。でも、もう少し貪欲になりたいです。ひたむきに」とけむに巻きつつ、しっかりと前を見つめた。貪欲に、変化を恐れず、新境地を切り開く。

◆山形純菜(やまがた・じゅんな)1994年(平6)6月20日、岩手県盛岡市出身。実践女子大生活科学部卒。「2016 ミス・インターナショナル日本代表選出大会」でグランプリ。17年TBS入社。現在「東京VICTORY」「まるっと!サタデー」「はやドキ!」、ラジオ「中野浩一のフリートーク」など担当。趣味は映画観賞、読書、音楽鑑賞。特技バレーボール。管理栄養士の資格をもつ。164センチ。

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