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Saturday, July 3, 2021

【解説】大雨エリアは今後変化?少しの雨でも警戒を - テレビ朝日

静岡・熱海で発生した大規模な土石流について、気象予報士・手塚悠介さんの解説です。

Q:今回、雨は現地でどういう降り方だったんでしょうか?

降り続く雨で記録的大雨となっています。現在弱まってはきていますが、まだ二次災害などの危険な状況が続いています。

今回の大雨の要因としては、1つは気圧配置。梅雨前線の位置と、太平洋高気圧の位置なんですね。

こちらはおとといの雨の様子ですが、関東・東海のあたりに活発な雨雲が見られます。伊豆諸島に線状降水帯が発生した日です。

特徴としては、関東から沖縄の方に、梅雨前線の雲が斜めにかかっているという状況。ここに向かって、太平洋高気圧の周りを、湿った空気「雨のもと」が、関東や東海に集中して流れ込んでいる。これで雨雲が発達し、激しい雨を降らせたんですが、これが1日であれば、今回のような大雨にはなっていないんです。

これが数日に渡って降り続いてしまったために、今回のような記録的な雨になっている。

実際におとといからの雨を振り返ってみると、関東・静岡・熱海のあたりもずっと雨雲がかかり続けるんですね。昨日からは、色の濃い、活発な雨雲が流れ込むようになって、雨の量が増えていきました。この3日間の雨は、熱海ですでに400ミリを超えている状況。

Q:熱海での400ミリというのは異例?

7月の観測としては、過去一番の記録。7月の1カ月分の雨、この1.7倍の雨が、この2、3日で降ってしまったような状況です。

Q:この後気をつけるべきことは?

やはりこの後も、土砂災害に特に警戒していただきたい。

雨のピークは過ぎていますが、関東や熱海の辺りでも、降ったりやんだりが続きます。ここ数日ほどの激しい振り方にはならない見込みで、予想雨量も、静岡で80ミリ、関東で70ミリ、普段なら大雨とはならないレベルですが、すでにこれだけ降っているので、少しの雨でも二次災害が発生する可能性があります。崖などには近づかないようにしてください。

雨が弱まってきた今でも、熱海は極めて危険な状況ですし、そういったエリアが神奈川や千葉にも広がっている。この後も崖や斜面には近づかないようにお願いします。

この先の天気ですが、関東や東海、来週は、今週ほどではないものの梅雨空が続きます。

来週は大雨エリアが変化していきます。
日曜〜月曜にかけては、日本海側を中心に大雨になりそうなので、十分注意をお願いします。

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【解説】大雨エリアは今後変化?少しの雨でも警戒を - テレビ朝日
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