東映が制作し続けているスーパー戦隊シリーズ。1975年からスタートし、現在放送中の「機界戦隊ゼンカイジャー」(メ〜テレ−テレビ朝日系、日曜午前9時半)は45作目だ。未就学の男児をターゲットにした子ども番組が、昭和、平成、令和の3時代にわたって続くのはなぜか。専門家の意見を踏まえると、幼児の発達具合や心理を絶妙に突いていることがうかがえる。 (宇佐美尚)
シンボルカラーを背負った戦士が、地球を脅かす悪の組織に、わずかな仲間と立ち向かう。未知の力で変身し、合体ロボットも駆使して平和を守るヒーローの物語。スーパー戦隊シリーズを簡単に紹介すれば、こんな表現だろうか。
シリーズ第一作は七五年から二年間放送された「秘密戦隊ゴレンジャー」。リーダーのレッド、副将格のブルー、紅一点のピンク、仲間にかわいがられるグリーンに加え、おとぼけキャラのイエローは、カレー好きなキャラクターで人気を集めた。その後も、色の変更や人数の増減はあるものの「レッド」を中心に複数のメンバーが協力して、悪と戦う形が受け継がれている。最新作「機界戦隊ゼンカイジャー」は、リーダー以外は「キカイノイド」というロボットの設定だ。
東...
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スーパー戦隊シリーズ、1975年から45作目 世相変化も取り込む - 中日新聞
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