昨年6月30日、改正道路交通法が施行され、急な割り込み、不要な急ブレーキ、車間距離の不保持などの10項目が「あおり運転」とみなされ、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金という罰則が適用されることになった。施行から1年、運転者の意識やまわりの運転の状況に変化はあったのか。定額カルモくんでは、車をよく運転する全国の男女1180人を対象に「あおり運転」などについての意識調査を実施した。
まず、改正道路交通法施行後、他人の運転に変化を感じるかを聞いたところ、「変化を感じない」が74.7%、「変化を感じる」が25.3%という結果になった。変化を感じた理由については、「実際あおる人が減ったように思う」「危機を感じなくなった」「普段あおられていたところでそれがなくなった」など、「あおり運転と感じる頻度の減少」が28.1%と最も多く、さらに「割り込みが少なくなった」「荒い運転を見る回数が減った」など「危険な運転をする車の減少」が21.2%あった。
次に、他人の運転に変化を感じたと回答した人に自身の安全運転に対する意識の変化について尋ねたところ、「意識するようになった」が94.6%、「特に意識は変わっていない」が5.4%。他人の運転が変わったと感じている人のほとんどは自分自身も、より一層安全運転を心がけるようになったことがわかった。
一方、他人の運転に変化を感じないと回答した人にその理由を尋ねたところ、「あおり運転や危険な運転を見かけるから」が40%で最多。他にも「ニュース報道を見るから」、「マナーの悪い運転を見かけるから」などの回答もあり、法改正から1年経っても状況は変わっていないと感じている人もいるようだ。「その他」の中には、「法律が変わったことを知らない人もいるのではないか」「まだまだ法律が浸透していないと感じる」という意見もあった。
今回の調査では、あおり運転に対する罰則の創設などがあった改正道路交通法が施行されて1年、多くの人がより一層安全運転を心掛けるようになった一方で、まだまだあおり運転などの危険な運転をしている人もいるということがうかがえる結果になった。
あおり運転厳罰化から1年、7割以上が「運転に変化は感じられない」 定額カルモくん調べ - レスポンス
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