きょうのNY為替市場、ドル円は一旦147円台前半に下落したものの、147.60円付近に買い戻される展開を見せている。この日発表の第4四半期の米GDP速報値を受けて、ドル円は米国債利回りの低下と伴に売りの反応が見られた。
米GDP速報値は前期比年率換算で3.3%と予想を上回った。個人消費も2.8%増と予想を上回り、GDPに貢献。一方、デフレータは1.5%と予想を下回り、PCEコアデフレータは2.0%と予想と一致した。成長は予想以上に好調なものの、インフレは落ち着きつつあり、ソフトランディングシナリオに沿った内容となっている。
短期金融市場では利下げ期待を若干上昇させており、3月までの利下げ開始を47%、5月までで88%に確率を上昇させている。本日のドル円の100日線は147.45円付近に来ており、その水準を一旦下回る展開が見られていたが、戻している。
ECB理事会後のラガルド総裁の会見を受けてユーロドルが売られており、それがドル買いに繋がり、ドル円の下値をサポートしているようだ。
いずれにしろ100日線を挟んでの展開に変化はない。
USD/JPY 147.57 EUR/JPY 159.85
GBP/JPY 187.42 AUD/JPY 97.12
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。
ドル円、100日線を挟んでの展開に変化なし 米GDPはインフレの落ち着き示す=NY為替 - - みんかぶFX
Read More
No comments:
Post a Comment