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Wednesday, August 30, 2023

コロナの5類移行で相場に変化あり!? 2023年上半期「人気が集中したゴルフ会員権」 - e!Golf(イーゴルフ)

落ち着きを取り戻した会員権市場だが全体的な品薄傾向は続く

 感染リスクの低い屋外スポーツであることから、コロナを機に再び注目が集まることとなったゴルフ。

 10~20代といった比較的若い世代の未経験者や、しばらくゴルフから遠ざかっていたベテラン勢など、あらゆる層のゴルファーがこぞって練習場やコースへと足を運ぶようになり、ゴルフ業界はバブル期以来となる活況を呈しています。

 この波に比例するかのように、コロナ以降、ゴルフ会員権市場もバブル期以来の盛り上がりをみせてきました。

 それではコロナが5類に移行した2023年5月以降、会員権市場はどのような動きをみせたのでしょうか。ゴルフ会員権を専門に扱う加賀屋ゴルフ代表の前田信吾さんに聞いてみました。

「5類に移行した後のお話をする前に、まずは少々、コロナとの闘いが始まったころの状態を振り返ってみましょう」と前田さん。

「第1回目の緊急事態宣言直後の2020年4月は、まさにコロナとの闘いが始まったばかりで弊社の売り上げも激減。みんなゴルフどころじゃありませんでしたからね」

その後、徐々に適切な感染対策が取られるようになり、またワクチン接種も始まって、屋外で楽しむゴルフの需要が一気に高まりをみせます。

「翌年の2021年、会員権市場は驚くほどの盛り上がりをみせました。会員権の需要は拡大する一方なのに売りモノがほとんどない。取引価格は上昇に次ぐ上昇で、市場はバブル期以来の活況となりました」

「なんと年間で取引価格が5倍に膨れ上がるゴルフ場が現れたんです。2021年の年初60万円程度で取引されていた横浜カントリークラブ(神奈川県)が、年末には300万円前後という高値で売買されるようになりました。都心から近くアクセスのよい人気コースは、どこも軒並み取引価格が急上昇したんです」

「2022年に入ると、過熱傾向にある市場は少しずつ落ち着きを取り戻してきました」と語る前田さん。

「でもね、コロナを境にゴルフを継続的に楽しみたいと考える新たな層は確実に広がったので、会員権の需要は増す一方。2022年も全体的に品薄傾向が続くこととなりました」

 コロナが5類に移行した2023年。余暇の過ごし方の自由度は大幅に増し、コロナ以前とほとんど変わらない日常が戻ってきました。これに伴い、ゴルフ以外の選択肢も広がりをみせました。

 2022年まで需要が拡大したゴルフ会員権市場は5類に移行後、どのような変化を見せたのでしょうか。

 前田さんは「コロナを機に、国内はもとより海外旅行などを控えて感染リスクの低いゴルフを中心に楽しんだ富裕層が、コロナの5類移行を受けて再びゴルフ以外の楽しみにも目を向けて行動範囲を広げたため、会員権相場は少しずつ落ち着きをみせ、売買件数も減少に転じたのではないか」と分析します。

「2023年上半期、相場自体にあまり大きな動きは見られませんでしたが、全体的な品薄傾向は続いています。弊社の売買状況をみてみますと、人気コースには2つの特徴があるように思います」と、前田さん。

「まず1つ目の特徴として挙げられるのが、“レシプロ”充実のコースが本当によく売れた、ということです」

 “レシプロ”とは、いわゆる「提携コース」のことで、レシプロ契約を結んでいる双方の会員が相手先のコースでも予約権を与えられるという、とても便利な仕組みです。

 レシプロを利用して行くコースは、そのコース自体の会員ではないため、予約は所属コースから入れることになります。またプレー料金に関しては、所属コースと同じ会員料金でプレーできるコースもあれば、優待料金が用意されているコースもあるなど、実にさまざま。

「レシプロ充実のコースのメンバーになると、提携先のいろいろなコースでゴルフ仲間とプレーを楽しむことができる点が魅力です。所属コースによっては、国内屈指の名門コースやトーナメント開催コース、また海外の有名コースでプレーできることもありますから、人気が高いのも納得でしょう」

 では実際のところは、どういったゴルフ場が人気を集めたのでしょうか。

「地方の老舗コースとして知る人ぞ知る、石川県の片山津ゴルフ倶楽部がダントツの人気です」

「関東方面の提携先は狭山ゴルフ・クラブ(埼玉県)、飯能ゴルフクラブ(埼玉県)、横浜CC。関西方面は城陽カントリー倶楽部(京都府)、ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)、よみうりカントリークラブ(兵庫県)、六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)、泉ヶ丘カントリークラブ(大阪府)。さらに四国九州ではフェニックスカントリークラブ(宮崎県)、kochi黒潮カントリークラブ(高知県)、土佐カントリークラブ(高知県)と提携しています。各地方の名門がズラリ。まさに“レシプロの王様”です」

「“レシプロの王様”といえば、日光CC(栃木県)も不動の人気を誇っております。那須ゴルフ倶楽部(栃木県)、小山ゴルフクラブ(栃木県)、大洗ゴルフ倶楽部(茨城県)、龍ヶ崎カントリー倶楽部(茨城県)、そして関西の雄である鳴尾ゴルフ倶楽部(兵庫県)、九州の雄である古賀ゴルフ・クラブ(福岡県)と提携しており、いずれも平日&土曜日は会員と同等料金でプレーできるんです」

 さらに「値頃感のある会員権価格の姉ヶ崎カントリー倶楽部(千葉県)も人気が高いですね」と、前田さん

「姉ヶ崎CCは海外の提携先が充実しています。タイ2コース、ハワイ2コース、台湾1コースの5カ所を特別な提携料金で回ることができます。国内なら、北は登別カントリー倶楽部(北海道)から南はカヌチャリゾート カヌチャゴルフコース(沖縄県)まで、なんと14コースも提携。ゴルフ好きには堪らないラインアップでしょう」

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