春のマイル王決定戦、第73回安田記念(4日、東京)の追い切りが5月31日、東西トレセンで行われた。戸田記者が「見た」でソダシの状態をチェックする。
ソフト仕上げも問題なし。そう思える弾むようなフットワークだった。ソダシは栗東・坂路を55秒1―12秒2。リズム良くパワフルな脚さばきは好調を印象付けるものだった。「特に変化はないけど、それがいいんじゃないかと思っている」と須貝調教師。前走と同じ状態をキープできていれば勝負になる。記者はそう考えている。
その理由は、ヴィクトリアマイル前の調整過程にある。6か月ぶりの実戦に備え、約2か月前に入厩。CWコースを4本消化するなど、入念に乗り込み、きっちりと仕上げた。今回はデビュー以来、最もレース間隔の短い中2週になるが、前走の前から今回の安田記念も視野に入れつつ調整。前走後、先週はCWコースで同じ安田記念に出走するドルチェモアとの併せ馬を消化。6ハロン82秒3―11秒4を楽々とマークするなど中間は疲労を感じさせない。「とてもいい雰囲気で来られている」と手綱を執った川田もうなずいた。
東京の芝マイルでは【2・1・0・0】。牡馬相手のフェブラリーSでも3着に好走。芝、ダート問わず適性は高い。新コンビを組む川田は、2年前にダノンキングリーで制するなど過去10年で安田記念3勝。「マイルではありますが、もう少し長い距離を走れる馬の方がいい成績を収めやすい印象。(ソダシも)2000メートルの札幌記念を勝っていますし、能力が高く体力もある」と鞍上も太鼓判。定年を迎える今浪厩務員との最後のレースで“有終の美”を飾ってくれるに違いない。(戸田 和彦)
スポーツ報知
【安田記念】ソダシの須貝尚介調教師「特に変化はないけど、それがいいんじゃないかと思っている」 - Net Keiba
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