(WBC1次ラウンドB組 12日、日本7-1オーストラリア)
豪州の外野手は1、2歩で追うのをやめた。投手は振り返りもせず、両ひざに手をついてうなだれた。
「久々に良い打球が打てて、いい景色でした」と大谷翔平(エンゼルス)。バットを振り抜いた体勢のまま、右中間席最上部への打球を見届け、悠然と走り出した。
28歳の「WBC1号」が生まれたのは、一回無死一、二塁だった。
2球目。直前に空振りしたカーブの軌道を、すでにインプットしていた。1球目よりほんの少し甘く来たその変化球を一閃(いっせん)。誰もが瞬間的に確信するような、先制3ランだった。
自ら学び、信じた道を突き進んだ大谷
打撃練習でも、打球の勢い、飛距離ともに村上宗隆(ヤクルト)、山川穂高(西武)ら日本球界の強打者たちの一段上をいく。
理由の一つに、大谷がよく口…
大谷翔平「いい景色でした」 変化球を一閃、たたき込んだWBC1号:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル
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