阪急電鉄はこのほど、大規模開発「うめきた2期地区開発プロジェクト」を進める大阪・梅田の駅北エリアで、住民参加型のファッションショーを実施した。
うめきた2期地区開発プロジェクトは、阪急電鉄のほか三菱地所、オリックス不動産、積水ハウスなど計9事業者が関わる。JR大阪駅北の貨物ヤード跡地に、「うめきた公園(仮称)」を核として商業施設、オフィス、ホテル、レジデンスなどを備えた都市空間を作る。
2013年に完了した1期開発では、複合施設のグランフロント大阪などが開業。しかし阪急本店など商業施設や娯楽が充実する駅南エリアと比較すると、にぎわいは少ない。阪急電鉄の不動産事業会社である阪急阪神不動産の谷口丹彦・開発事業本部うめきた事業部長は「(2期開発により)エリアの求心力をさらに高めていきたい」とする。
外国人観光客の誘客にも重点を置く。開発エリアにはヒルトンのラグジュアリーホテル「ヴァルドルフ アストリア(WALDORF ASTORIA)」が開業予定で、商業施設にはスパも併設する。2023年春には公園から直結するJRの新駅「うめきた」駅が新設され、関西国際空港から約50分でアクセスが可能になる。
ファッションショーを通じて
インクルーシブな未来都市を表現
今回のファッションショーは、 “みどりとイノベーションの融合”“インクルーシブ”といった開発のテーマを周辺住民らに理解・浸透させる目的で、SUNデザイン研究所の協力のもと実施した。国籍や年齢、性別、障がいの有無などさまざまな人々がモデルとして参加。地元の古着店や松田直己デザイナーの「ニサイ(NISAI)」の服を着用し、公園計画地の芝の上を歩いた。
うめきた公園は大阪・関西万博(25年)の開催に先立ち24年に一部を先行開園、27年春の全面開園を予定している。
開発進む大阪・うめきた ファッションショーで「国際都市」へ変化アピール - WWD JAPAN.com
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