春は桜花賞時がピークの印象で、オークス時は仕上げが甘くふっくらし過ぎていました。距離を考えてもあれでは惨敗したのも仕方がないと思います。仕上げの難しい馬なのかもしれません。今回は間隔を取って馬体が明らかに変わってきました。無駄のない研ぎ澄まされた馬体になっていますし、トモの丸みなどは更に増してきました。別馬と言われてもおかしくないくらい馬が変わっています。条件も合いますし、斤量差もあるここはまず勝ち負けでしょう。
ヴィクトリアMは13着と敗れましたが、デキは良かったですし、前残りの馬場と枠が悪かったと思います。度外視して良いでしょう。まだ厚ぼったいところがありますが、トモの張りなどは良いですし、当日大きく馬体重が増えていなければ好走可能でしょう。
前走は巴賞に出走して1着。大竹厩舎らしく筋肉量の多い馬体で、洋芝は合っています。手先に軽さもあるので、今の札幌の馬場などはピッタリでしょう。トモや腰に力強さが出てきましたし、条件適性も高いのでここも好走できそうです。
重賞勝ちは枠に恵まれてのものだったので個人的に評価していなくて、実際そんな成績でしたが、ここにきてトモの肉付きが変わってきました。洋芝適性も高そうで、この状態なら枠などの条件が揃えば好走可能でしょう。
ヴィクトリアM時はかなり良いデキでしたが、ここも良いデキで臨めそうです。腹袋がしっかりしていて、トモの張りも良い感じ。ダートでも走っていたようにパワーもあるので、今の札幌の馬場は合うでしょう。何より展開が楽そうで、ここは好走必至です。
【総括】
馬場適性や斤量、展開などで買う馬が絞れそうなレースです。現時点では勝負しやすそうですね。結論は調教や馬場などを加味してウマい馬券で提供しますので、そちらもご注目下さい。
(文・古澤秀和)
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