宝塚歌劇月組公演「今夜、ロマンス劇場で」(脚本&演出・小柳奈穂子)、「FULL SWING!」(作&演出・三木章雄)が1日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。
劇団創立108周年の新春公演は、月城(つきしろ)かなと&海乃美月(うみの・みつき)の新トップコンビの本拠地お披露目作。
「今夜、―」は2018年に綾瀬はるか、坂口健太郎の共演で公開されたファンタジー映画の舞台化。映画監督を志す青年・健司(月城)の前に、大好きなモノクロ活劇映画のお姫様役・美雪(海乃)が現れ、同居することに…という物語。月城は「内容としてはシンプルで、演じてみると、とても宝塚らしい。等身大で演じたい」。男口調で、健司を“しもべ”として扱う姫を演じた海乃は「綾瀬さんを参考にさせていただきながら、舞台ではテイストが違う部分もあるので、私なりの美雪を作りたい」と稽古に励んで開幕に臨んだ。
併演する「FULL―」は、ジャズで展開する渋みのあるショーで、月城は「場面ごとにストーリー性があり、色も役も違う。こういう宝塚は久しぶりに見たかも? と感じていただけるのでは」とアピールした。
トップコンビ2人だけのデュエットダンスはなく、2番手・鳳月杏(ほうづき・あん)と彩(いろどり)みちる、暁千星(あかつき・ちせい)と天紫珠李(あまし・じゅり)との3組で締めるなど、月組新体制を強く印象付ける演出も。パレードではエトワールを置かず、風間柚乃(かざま・ゆの)が階段下りの先陣を切った。
月城はカーテンコールで「1月1日に新しい出発ができますことに感謝の気持ちでいっぱいです。今年も宝塚歌劇を愛していただけますよう、1回1回の公演に心を込めて、真摯に向き合い、組のみんなとお客様との絆をコツコツ積み上げていきたいなと思います」と、あいさつした。
31日まで。東京宝塚劇場では2月25日~3月27日に上演。
月組新トップコンビ・月城かなと&海乃美月の本拠地お披露目で宝塚歌劇108周年幕開け - スポーツ報知
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