24framesが開発し、角川ゲームスが8月25日にSteamでアーリーアクセス版を発売した「METAL DOGS(メタルドッグス)」が、今冬プレイステーション 4/Nintendo Switch用に様々な要素を追加して発売される予定となっている。Steam版にも同じ要素を追加する予定で、その先駆けとなる「ハードモード(仮)」が9月30日に実装された。
今回の東京ゲームショウ2021では、PS4版の試遊出展を実施。「ハードモード(仮)」も遊べたため、こちらを実際にプレイしてみた。
厳しい制限を課してゲーム性が一変
「ハードモード(仮)」で追加される要素は以下の通りだ。
・死亡時にアイテムが消滅する
・武器に弾数制限が追加され、ドロップやショップで補う必要がある
・オートセーブがなくなり、専用のアイテム(使いきりメモリチップ)がないとセーブできない
・敵から回復アイテムがドロップせず、宝箱からのみドロップする
・敵が正面以外から受けるダメージの減少率が上昇する
・回復アイテムの最大所持数が減る。たとえば「回復カプセル」だと3個
・クエストの「リタイヤ」ができなくなる
上記新要素の中でなにより厳しいのは「弾数制限」だ。従来のモードで飛び抜けて強力だった「大砲」や、爆風で敵をまとめて倒せる「S-E」だけを装備していると、使用する弾の種類が同じなので必然的に弾が足りなくなる。「大砲」、「S-E」を大技として使う場面を見極め、無駄弾を減らして効率よく敵を倒していく必要があるのだ。そのため雑魚を片付ける「機銃」も重要になっている。
弾も敵からのドロップになるので、武器そのもののドロップとの兼ね合いをどう調整しているかが気になるところ。弾薬は弾倉単位で消費されるため、R1ボタンで全武器を一斉にリロードするより、それぞれを撃ちきってリロードする方が弾の保ちがいい。どの武器でも、弾数が多い武器の重要性が上がっている印象を受ける。
さらに「死んだらすべて消滅」、「回復アイテムも制限」といった強めの縛りも課されているため、厳しい攻撃をしてくる「WANTED」との戦いがかなりスリリングになる。今回は序盤の「ボムポポキング」と「ゴールドアント」、「アルビノアント」と戦ったが、「ボムポポキング」の弾幕が非常に危険で、1撃でも当たれば命取りになる。死亡すれば武器もアイテムもすべて落とすうえにレベルもリセットされるため、かなり厳しい仕様になっているといえる。
試遊ブースで本作プロデューサーの河野順太郎氏に話を聞いたところ、「ハクスラゲーが遊びたい人と『メタルマックス』が遊びたい人の両方に対応したいモード」としつつ、「難易度はもっと調整したい」と話していた。またユーザーの意見として「弾薬もすべて現地調達にしてほしい」というものがあったそうだが、追加のオプションとしてゲーム開始時に設定する、といった柔軟性があると、さらにギリギリの戦いを望むプレイヤーも楽しめそうだ。
さらに、「アルビノアント」を倒して舞台が砂漠に移ると難易度が格段に上がった。クエストが始まってすぐに登場した「デストレーラー」が発射するミサイルの数が、従来モードから火力も上がっているうえ、攻撃タイミングも増えているだけでなく、大量に出現するのでかなり濃い弾幕にさらされる。時間いっぱい挑戦してみたが、ついにクリアできることはなかった。
PS4/Nintendo Switch版では、この「ハードモード(仮)」に加えて犬たちを眺められる「ビューモード(仮)」や犬の外見を飾れる「追加コスチューム」を加えて発売される予定。Steam版にも同じ要素が追加される予定だ。
「ハードモード」追加で激ムズハクスラに変化!TGS会場でコンソール版「METAL DOGS」をプレイ - GAME Watch
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