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「緊急事態宣言」が今月30日の期限をもって、全面解除となります。ある旅行代理店では、早くも予約が倍増しています。 ■旅行の予約は「10倍以上」 菅義偉総理大臣:「新型コロナとの戦いは、新たな段階を迎えます。今後は、ウイルスの存在を前提とし、社会全体の対応力を高め、次の波にそなえながら、感染対策と日常生活を両立していくことが重要です」 「緊急事態宣言」と「まん延防止措置」が全面解除されることで、生活に変化はあるのでしょうか。 東京・六本木では「宣言が解除されたら?」との問いに、以下のような回答がありました。 50代:「飲み会とかあったら、ぜひぜひ動きたいなとは思ってます」 30代:「旅行に行きたいなって思ってます。(宣言が)明けるって分かってるので、計画立てたいなと思ってます」 30代:「今、やっぱり東京から来ましたって言いづらい状況ですから。解除されていれば、行きやすくなるかなとは思います」 都内の旅行代理店「株式会社ゆこゆこ」では、早速、“ある変化”がありました。 宣言解除の検討が始まった22日。横ばいだった予約数は、一気に急増。全国の新規感染者数が過去最多となった、先月中旬の予約数と比べると現在は、およそ10倍以上です。 代理店にとって“うれしい高止まり”が続いています。 「株式会社ゆこゆこ」徳田和嘉子代表取締役:「今の時点で10月の予約が9月の2倍くらいになりそうな勢いです。ようやくだなと思っております。お客様、皆、お待ちかねだっただろうなと思いますので。待ちに待った(宣言)解除だなと感じております」 ■「おしぼり」発注に飲食店殺到 宣言解除の影響は、飲食店におしぼりを納入する会社にも。 「東京すずらん」では、台に山積みになるほど、発注が殺到しています。27日から注文の電話が鳴り止まないといいます。 取引先は都内の飲食店が中心で、一時期、出荷本数が一日4万本まで落ち込みましたが、ようやく7万本程度まで回復しました。 「東京すずらん」池ノ谷幸枝総務部長:「仕事をしたくてもできない状況も踏まえて、働けることの感謝も添えて、おしぼりを作っていきたい」 ■「たくさんの客来て」期待と不安の観光地 観光地では、期待と不安の声が広がっています。 アルパカやヤギなど、動物と触れ合うことができる栃木県のテーマパーク「那須高原りんどう湖ファミリー牧場」。コロナ前は例年、60の学校が修学旅行で訪れていましたが、今月はゼロでした。 しかし、宣言解除が決まり、来月の予約は入り始めています。 「那須高原りんどう湖ファミリー牧場」矢澤剛志社長:「うれしい気持ちはもちろんあるが、引き続き安全対策を強化し、たくさんの客に来てほしい」 10月から紅葉シーズンを迎える栃木県の日光。これまで、3割ほどの店舗が休業を余儀なくされていましたが、来月から、ほぼすべての店舗が再開するといいます。 日光市観光協会の福田栄仁事務局長:「今回の解除で、お客様も県をまたいで来られる可能性も高い。特に、日光の場合は首都圏からのお客さんが非常に多い。期待感と少しの不安感がある」 ■“一斉解除”に尾身会長は… 各地で新規感染者の減少傾向が続くなか、宣言は一斉に解除されますが、政府案を了承した政府分科会の尾身茂会長は、釘を刺しました 政府分科会・尾身茂会長:「いっぺんに、急にすべてのガードを下げるということではなくて、慎重に段階的にやって頂きたい。国も自治体も、我々専門家も、ワンボイスで発信して頂くことが重要だ」 (「グッド!モーニング」2021年9月29日放送分より)
旅行店には予約殺到…“全面解除”で生活に変化は?(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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