
長距離よりも連続ダッシュ
それによると、2015年から2019年にかけてラ・リーガ各クラブの総走行距離は1%減少。それに対し、時速21km~24kmのランの本数は2%増加したという。 時速20km台というのは、いわゆるダッシュに相当する。長距離を走る能力よりもダッシュを繰り返す能力が重視されるスタイルに、ラ・リーガは変わろうとしているわけだ。個人的には、スタイルの変化をうんぬんするにはもっと長期的で継続的な調査が必要ではないかと思わないでもないが、このラ・リーガの結論を前提として話を進めていきたい。 なぜ今、短距離ダッシュがより必要とされているのか? あるいは長く走ることが求められていないのか? レポートはいくつかの仮定をしている。 第一の理由は、「ポゼッション志向の高まり」。ポジショナルプレーであれば、走るのはボールであって選手ではない。だから、長距離を走る能力は求められない。それはそうだ。逆に、なぜ短距離ダッシュが求められるのか? この点についてレポートには言及がなかったが、想像するにボールロスト後のプレスのせいではないか。ポゼッション志向は素早いボール奪取抜きには成立しないのだから。 第二の理由は、「ハイライン志向の高まり」。ハイラインにすれば裏を狙おうとするアタッカーと、それを防ごうとするDFの双方にダッシュが要求される。だからダッシュ本数が増える――というのはその通りだろう。 が、ここも私の想像力で補足すると、ハイラインであればあるほど、ボールロスト後の激しいプレスが必要になる(ボール保持者に前を向かれれば終わりだから)。「裏への走り合い」に、この「ロスト後の猛プレス」が合算されて、ダッシュ本数を増やしているとみる。
ラ・リーガに起こった変化。短距離ダッシュが増えた3つの理由とは(footballista) - Yahoo!ニュース - スポーツナビ
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