南東北名山ガイド 泉ケ岳・船形山/河北新報出版センター
宮城、山形県境に広がる船形連峰は変化に富んだ登山道がそろい、初心者から上級者まで楽しめる。本書は主峰の船形山(御所山、1500メートル)などの14コースを取り上げ、見どころや注意点を分かりやすく解説した。
船形山頂を宮城県大和町から目指す「升沢コース」は、中腹の三光の宮までブナ原生林を進む。頂上に近づくと多くの高山植物を観察できる。初夏まで大規模な雪渓が残り、注意も必要だ。
仙台市民に親しまれている泉区の泉ケ岳(1172メートル)は、樋沢(ひざ)川沿いをたどる「水神コース」やスキー場を通る「カモシカコース」など、四つの登山道を掲載した。
各コースとも順を追ってポイントを紹介。写真や地図も添え、足場が不安定な場所や分岐、目印の石碑などを確認できる。難易度や体力の消耗度、参考タイムが示され、予習に役立ちそうだ。
このほか、泉ケ岳から船形山頂を目指す縦走路ルートや泉ケ岳周辺の山々を走る大会「仙台泉ケ岳トレイルラン」を紹介。地名に関するコラムも盛り込んだ。
四季の写真をふんだんに使う。エイザンスミレなど、かれんな花々が目に楽しい。家にいながら山歩きの気分を味わえる。(和)
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河北新報出版センター022(214)3811=1320円。
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