
産業技術総合研究所(茨城県)は、空気中の湿度を利用して発電する電池を開発したと発表した。縦横6センチ、高さ2.5センチで、重さは約50グラム。湿度の変化さえあれば場所を選ばずに発電できる。検査が行き届きにくいトンネルや橋といったインフラの劣化状態や、広大な農地の気温や湿度を測定するセンサーなどの電源として活用できそうだ。
現状では電流は最大5ミリアンペアと小さいが、複雑な配線や電池交換の手間を省ける利点もあり、駒崎友亮研究員は「電圧や出力を上げて、実用化したい」と意気込む。(【電力損失40%低減】東芝が新型半導体「パワー半導体」開発)
塩化リチウム水溶液を満たした電池内部は、特殊な膜で上下に区分される。上部に穴が開いているので外気の湿度に応じて水分量が変動し、下部との濃度の差を利用して電気を生み出す仕組み。(【蓄電池の開発強化へ】安倍、甘利氏らが新議連)
実験では、湿度20~30%の環境で小さい電力で動くモーターを2時間半動かすことに成功した。
「湿度変化で発電」産総研が電池開発 インフラ状態確認、農地センサーなど期待 - SankeiBiz
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