[パリ 1日 ロイター] - 男子テニスで世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は1日、四大大会の全仏オープン(OP)で、試合後の記者会見を拒否した大坂なおみ(23)の決断に理解を示した。
全仏OPでの記者会見を拒否していた大坂は31日、自身の言動が大会の妨げになってはならないとし、大会を棄権する意向を表明。2018年の全米OPで四大大会初優勝を果たして以降、うつ病に悩まされてきたと告白した。
四大大会18勝を誇るジョコビッチは、全仏OPシングルス1回戦勝利後の記者会見で「グランドスラムは自分たち自身とビジネスを守っている。以前は私たちがファンとの関わりを持つためにはそれ(メディア)しか方法がなかったが、ここ5年か、おそらく10年でそうではなくなった」とコメント。
そして、「今は私たちは自分のプラットフォーム、ソーシャルメディアのアカウントを持っていて、ファンと直接コミュニケーションを取ることができる。なおみはとても若く、ソーシャルメディアに触れながら成長し、自身のプラットフォームを通じて表現する力を身につけた」と続け、取材対応が重要なのは間違いないとしつつも、若い世代にとっては時代遅れな方法かもしれないとの持論を述べた。
また、記者会見への対応は「テニスの一部」とした上で、「自分もこれまでのキャリアでメディアでは何回も間違いをしてきたので、彼女のことはとてもよく理解できるし、共感する。どのような気持ちなのか分かる」と、大坂に同情した。
テニス=ジョコビッチ「ファンとの接点変化」、大坂の対応に理解 - ロイター (Reuters Japan)
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