2021年06月01日23時13分
九回に3点差を追い付き、急きょ回ってきた出番でも西武の平良は落ち着き払っていた。「しっかり準備はできていた」。1死から連打で一、二塁に走者を背負ったが、代打の亀井と中島を打ち取り、開幕から27試合連続無失点。2012年の岡島(ソフトバンク)と並んでいたパ・リーグ記録を塗り替えた。
クイックモーションから投げる最速160キロの剛速球が代名詞。ただ、だからこそ狙いを絞られて打たれることが多く、変化球の精度向上に取り組んできた。今季は「自信がある球は真っすぐ以外」と言うほど手応え十分。特に、150キロ前後の球速で、打者の手元で動くカットボールが大きな武器となり、安定感につながっている。
1回を打者3人で終えた登板は意外にも少ないが、この日のようにピンチでも動じない精神面の強さもある。辻監督は「最後、しっかり抑えてくれたのはさすが」と賛辞を惜しまなかった。
抑えの増田が戦線離脱し、他の救援陣は調子の波がある中で大車輪の活躍を見せる21歳。「これからも無失点を続けていくことができるように頑張る」。記録継続を誓う言葉が頼もしい。
変化球磨き、安定感抜群 平良、開幕から27戦無失点―プロ野球・西武 - 時事通信ニュース
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