新型コロナウイルスの感染対策として呼びかけられてきた「3密(密閉・密集・密接)」。しかし、屋外での飲食など、「3つ」に当てはまらなくても感染したケースが相次いで報告されている。感染の第4波は若年層の感染者の増大が目立っており、路上飲みや屋外でのバーベキュー、自宅やレンタルスペースでの飲み会などが感染源として危惧されている。感染力の強い変異株の広がりは「1密」や「2密」でも感染する可能性を高めている。
■マスク・屋外なのに
「最近のクラスター(感染者集団)にはこれまでに見られなかった事例が出てきている」
西村康稔経済再生担当相は今月2日の会見で強調した。中高生が部活動後、車座でジュースを飲みながら会話をしていて感染者が出た事例などを紹介。「マスクをつけて会話をしていたけれど、近距離で大きな声で会話が弾むと感染する」と説明した。その上で、「1つの密だけでも感染が広がっているケースもある」と注意を促した。
横浜市では先月、大学生がダンスサークルの公演後に屋外で飲食を伴う会合を開き、参加者など52人の感染が確認された。埼玉県内でも屋外のバーベキューに参加した4人全員の感染が判明した。
これまでは「3密」の回避が呼び掛けられていたが、厚生労働省に対策を助言する専門家組織も「3密の場面だけではなく、2つあるいは1つの要素だけでも感染のリスクがある」と改めて言及した。
4都府県への緊急事態宣言は12日以降も延長され、愛知県と福岡県も追加される。酒類提供飲食店への休業要請も続けられる。こうした状況下で、自宅でのホームパーティーやレンタルスペースを借りての飲み会、河原など屋外でのバーベキューなどの開催が目立っている。
「1密」も要注意 変異株増え状況変化 - 産経ニュース
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